ミュージシャンの伝記映画は
レイ・チャールズとかジョニー・キャッシュとか、
最近ではエデット・ピアフとか
頻繁に作られてますが、
曲は知っているけど、
生い立ちまでは知らないっていうのが
大衆のほとんどではないかと思います。
そういう私たちに、
そうか、こんな人生を送ったのか、
って感動させるのが映画の役目でしょう。
しかし、この作品は、
ボブ・ディランの曲しか知らない
世間一般の人たちには、
それ以上の情報は何も与えてくれません。
この監督は
ディランの生い立ちを全て知っている人のみを対象に作ったか、
または、伝記でなく、単にアートな映画を撮りたかっただけなのか。
しかし、詰まらん!
ディランは声からして苦手だし、
好きなアーチストじゃないから、
映画を観たら好きになるかな、
と期待して観たのに、
ますます嫌いになりましたとさ。