カルカッタの売春宿で生まれた子供達を撮った
『Born into Brotherls』、
ルーマニアの地下鉄駅に住む子供達を撮った
『
Children Underground』、
ボリビアの炭鉱で働く少年を撮った
『
Devil's Miner』、
シアトルの浮浪児を取った、
『子供達をよろしく』など、
恵まれない子供の過酷な人生を紹介する
ドキュメンタリーはたくさんありますが、
ブラジルのスラムの子供達を撮った
この作品が一番ダメだった。
もちろん子供達は可愛そうですよ。
でもこの映画は子供達が主役ではなく、
ボランティア活動を始めたイボンヌさんが主役なんです。
彼女の生い立ちとか、
なぜ子供達を助けるのかとか、
彼女の宗教観とか、
つまり、
自分はこんなに頑張ってます、っていう映画なのね。
はいはい、ご苦労様。
でもそんなことはどうでもいいよ-っ。
寄付を集めたいなら、
自分はこんなにやってます、って宣伝するより、
子供達はこんなに可哀そうですっていう宣伝の方が、
効果的だと思うんだけど。
ブラジルのスラムの子供達の様子は
『
シティ・オブ・ゴッド』で充分です。