イギリスの有名なシェフらしい、
ナイジェル・スレイターの伝記映画。
しかし、なんか観ていてムカついた。
彼の母親は専業主婦なのに
缶詰開けてあっためて、
お皿に出すという夕食しか作らなかった。
その母親は死に、
後妻に来た継母は
料理がものすごく上手なんだけど、
ナイジェルは敵対心を燃やし、
父を喜ばすために
彼女に負けないぐらいおいしい物を作ろうとするのね。
なぜ私がムカついたかと言うと、
映画全体に流れる女性軽視感だと思う。
ナイジェルはゲイなので、
恋人としての女性は全く出てこなく、
彼女の二人の母親がこの映画の要なんだけど、
ひとりは低脳、ひとりはビッチ、
料理はやっぱり男がやるもの、
ってな印象なんだよね。
そしてなによりもなによりも、
出てくるケーキやパイが
すべて、ものすご~く不味そうなの。
やっぱりおいしいもののない国、
イギリスならではの映画だって思いました。