マイケル・ウィンターボトム監督が
『
トリストラム・シャンディの生涯と意見』で起用した
スティーブ・クーガンとロイ・ブライドンに
また、そのままスティーブ・クーガン役とロイ・ブライドン役をやらせ、
続編みたいな形になってるけど、
今回はふたりがグルメ雑誌の取材で
イギリス北部のレストランを巡るという、
モキュメンタリー。
ふたりの台詞はほとんどアドリブだと思う。
旅行しながらも
役者としてのライバル意識ギラギラで、
どっちが名俳優の物真似が上手が
常に競い合ってる…。
そこが物凄くおかしい。
実際、役者って他の役者の物まねを競い合うものなの?
どこまで本気で何処まで嘘なのか、
全く判らない。
でもあまりにも自然で
スティーブ・クーガンって
ああいう嫌な性格なんだなって
絶対信じちゃいそう。
別に何が起こるわけでもないんだけど、
冬のイギリスの湖沼地帯も
また奇麗で
グルメ料理もおいしそうで、
けっこう楽しめる映画です。
でも日本公開は無理だろうな。
だって、物まねって
字幕じゃ感じられないものね。