女ドラキュラ、または女サド侯爵とも言われる
17世紀のハンガリーの公爵夫人
エリザベート・バートリの伝記映画。
処女の生き血を浴びたら若返ると信じて、
何百人もの処女を拷問虐殺したヒトですね。
でもさ、
なんでジュリー・デルピーが監督主演なの?
このヒト、そういうのが趣味だったの?
『
パリ、恋人たちの2日間』みたいに、
オシャレでリベラルなフランス人では無かったの?
見るからに草食系な彼女は
ぜんぜんエリザベート・バートリは似合いませんでした。
おまけに彼女のインテリな部分が作動したのか
この格好なエログロホラー素材エリザベートが
真面目に描かれていて、
実は伝説で語られてる程、残酷な女では無い、
と弁護しているようで
中途半端に詰まんない。
彼女を正当化する伝記なんてどうでもいいよ~。
もう300年も昔の人なんだからさ。
みんなが期待してるのはエロとスプラッターなのよ~。
次回はアジャとか、パスカル・ロジェ監督で
お願いします。