『マイレージ、マイライフ』や、『エスター』のママ役で、
けっこういい演技を見せている、
ベラ・ファーミガ主演の初期の主演映画。
コカイン中毒から抜け出そうとする母親のお話です。
私はコカインっていうと、
白人の金持っているヤッピー達のドラッグ
という印象でしたが、
本作品は
スーパーのレジで働く
ブルーカラーの女性が主人公。
こういう人もコークヘッドになるのか、
コークヘッドだから、そこまで堕ちちゃったのか、
よくわからない。
でもコカインは値段が高いから、
中毒になるとそりゃ大変。
お金が無い人は
否が応でもリハビリに行かなくちゃならない。
どこの州だかわかんないけど、
けっこう中毒患者向けの
リハビリのサービスが整ってるのね。
それはとっても良いことだけど、
おかげで主人公は八方ふさがりの状態には陥らないので
観てる方は主人公に深く同情するには至らない。
ドラッグに溺れて
堕ちるところまで堕ちる人を観たいなら
『レクイエム・フォー・ドリーム』をお奨めします。