チェコ映画もしくは東欧が得意の
テーマは深刻だけと、
ギャグがゆる~いコメディ。
タイトルにある英国王なんて出てきません。
ホテルの丁稚奉公が
プラハで一番のホテルの支配人になるまでのお話。
でも第二次世界大戦前後のチェコの波乱の時代なので、
決してサクセス・ストーリーには終わりません。
オフビートなギャグと、
お洒落な映像で
十分楽しめるのだけれど、
今ひとつ主人公に魅力が無いってのが難点…。
言葉少なにチョコマカ動く
無声映画時代のチャップリンもどきで
ただ時代の波に流されてるだけという
信念の無い男。
この主人公がドイツに支配され、
そのあとソビエトの管下に置かれたチェコを象徴しているのかしら
とも思いました。
でもチェコは大好き!